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品質管理の窓
2018.04.04
アルミホイルの変色
「ストックしていたアルミホイルを使おうとしたら白っぽくなっていたのですが…?」
それはアルミがさびて変色したものです。
アルミホイルの原料のアルミニウムは、水や塩分、酸、アルカリなどに弱く、長時間触れていると酸化腐食現象(さび)が発生することがあります。この現象は、ホイルのわずかな粘りから始まり、乳白色→茶褐色→黒色へと変色し、ホイル同士がくっついて、やがて白い粉状に変化していきます。このような現象は保管期間が長いほど発生しやすくなります。
ホイルの長期保管中に温度や湿度が変化することによって発生した結露がホイル内部に吸収されるためです。ホイルの端は外気に触れて乾燥しやすいため、ほとんどの場合、中央部が帯状に変色します。
Q・アルミホイルが変色しました 使わないほうがいいですか?
A・多少の変色であれば人体には無害です。触れて粉が指につくような状態まで進むとアルミがもろくなっていますので、食品にはお使いにならないでください。
(参考:日生協 コープ商品のQ&A)
POINT
保管の「場所」「期間」にご注意ください!
①湿気の少ない場所で保管してください。
②濡れた手で触らないでください。
③購入後はお早めにご使用ください。
豆知識
アルミホイルを落し蓋に使用できる?
アルミは塩分や酸に弱いため、長時間使用すると腐食して変色したり、溶けて穴があいたりすることがあります。
材料や料理器具の材質によっては短時間でも発生する場合がありますので、落し蓋へのご使用はお勧めしません。
(参考:コープ九州 商品Q&A)