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品質管理の窓
2022.11.25
カイロが温かくならない
カイロが温かくならない(使い切りカイロのお話)
最近の沖縄でも朝夕少し冷えたり、天気があまりよくない曇り空のときなど少しづつ
冬が近づいてきているように思われます。
急な冷え込みなどのとき、沖縄でも「カイロ」は必要とされてきます。
今月は、その「カイロ」についてお話してみます。
カイロが温かくなるには空気が必要です。
カイロは、袋内の鉄成分と空気中の酸素が反応した際に生じる熱を利用しています。
そのため、使用時に酸素の量が少なくなると発熱量が落ちてしまうことがあります。
また、カイロには貼るタイプ、貼らないタイプ、使用箇所を特定したタイプなど様々な種類があります。
用途に応じて設計や使い方が異なるのでパッケージの表示をよく確認しましょう。
★熱くなりすぎることも・・・
カイロの仕組み上、酸素の供給が多くなると暑くなりすぎることもあります。
例えば「靴下に貼るカイロ」を靴の中以外(スリッパなど)で使用すると酸素が過剰に供給され、
高温になるとともにカイロが膨らむことがあります。また、汗など水分が影響して発熱がすすむこともあります。
★シーズン中に使い切りましょう
使い残った未使用のカイロを翌シーズンに使用することはできますが、十分に発熱しない、
温かさが持続しないといった、本来の機能から低下していることがありますのでお勧めできません。
参考:東海コープ