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2016.02.03

トランス脂肪酸

・トランス脂肪酸とは?
  トランス二重結合という構造を持つ不飽和脂肪酸の総称です。

トランス脂肪酸はどういうものに含まれるの?
  マーガリンやショートニング、それらを使った菓子類などに含まれます。
  また天然には反芻動物(牛や羊など)の胃の中の微生物の働きで作られるため、牛肉や羊肉、牛乳や
  乳製品などにも微量に含まれます。

なぜ、トランス脂肪酸が体に悪いと言われるの?
  悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を
  減少させるため、とりすぎると動脈硬化や心臓疾患のリスクを高めると報告されています。

日本人の平均摂取量は?〈総エネルギー摂取量に対して〉
  日本人の平均摂取量   約0.3%
  WHOの勧告    →1%未満
  米国人の平均摂取量 →約2.6%
  日本人のトランス脂肪酸の平均摂取量は総エネルギー摂取量に対して約0.3%で、WHOの目標値の
  約3分の1、米国の平均摂取量の7分の1以下という低い値になっています。
(2014年食品安全委員会の評価書より)

コープのマーガリンにはトランス脂肪酸がどのくらい含まれているの?(1食10gあたり)                      

           商   品   名  トランス脂肪酸数値 測定年
  C コーンマーガリン 0.04g 2014年
  C コーンマーガリン  《遺伝子組み換え原料不使用》 0.05g 2015年
  C ケーキ用 マーガリン  (食塩不使用)        0.3g 2014年
  C ベーシックNEW ソフト            0.04g 2014年

トランス脂肪酸は食べてもいいの?
  偏った食事を続けなければ問題ありません。
  トランス脂肪酸の摂取は、日本人の平均的な食生活では問題にならないと考えます。
  わずかな量のトランス脂肪酸の摂取を気にするより肉や菓子類などを食べすぎず、魚や野菜、果物
  などをしっかり食べるバランスのとれた食生活を心がけましょう。
(参考資料:コープこうべCHROMATO 2016.1Vol.58)