お知らせ
品質管理の窓
2020.03.06
手洗い アルコール消毒の場合
消毒用アルコールの容器に、「ぬれた手にスプレーしないこと」
と表記されているのを見たことはありませんか?手洗い後、
ぬれたままの状態でアルコール消毒するとどうなるか調査してみました。
検査方法
石鹸を付けて手を洗い、10秒ほどすすぎ、ぬれたままの手と水分を拭き取って乾かした手にそれぞれ
消毒用アルコールをスプレーします。その手を手形スタンプ培地にスタンプして菌の残り方を比べました。
検査結果
①手洗いのみ、② ぬれた手にアルコールをスプレーしたものでは菌数に大きな違いはありませんでした。
③ 乾いた手にスプレーをした場合、菌はほとんど残りませんでした。
このことから、手がぬれたままだと消毒の効果が薄れてしまうことが分かります。
アルコール消毒は、しっかり手を乾かしてから!
消毒用アルコールは効果を発揮する濃度が決まっています。ぬれたままの手に消毒用アルコールをつけると、
手についた水分でアルコールが薄まって効果が下がってしまいます。手洗い後、きれいなハンカチや
ペーパータオルなどで手の水分をしっかり拭き、乾かしてから消毒用のアルコールを使いましょう。
(参考FCO・OP CHEER!DAYS)